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映画けいおん! 感想

けいおんぶ

平成23年12月4日 映画けいおん!の感想です。
(3回視聴済)
ガチネタバレなので注意して下さい。




☆構成

映画けいおん!のメインテーマは、
・唯達の卒業旅行
・唯達がお世話になった梓への贈り物を何にするか

です。

映画の話は、時系列的にはTVシリーズ第2期20~24話の間に挟んだ特別編のような感じですが、
TVシリーズで演出されている、4人の卒業が近づきつつある、送り出す側の寂しさの演出はあまりありません。
TVシリーズと被ってしまうから敢えて入れなかったのが直接の理由だと理解しています。

対照的に、笑いがTVシリーズよりも多く取り入れられていたと思います。
特に、

・トンちゃんが旅行先を決める下り
・動く歩道での掛け合い
・ムギが寿司屋<ランチュウ>でキーボードをリクエストする下り
・律が英語で説明できず、「アイラブスシィ」で誤魔化す下り
・インド人だからカレーのちライスの下り
・梓と唯の部屋での掛け合い

などHTTの動きだけではなく、
・旅行代理店の店員さんやフライトアテンダントのスマイル(MAXバーガーの店員さんやムギのセルフパロディ)
など、可愛くて面白いシーンが印象的でした。

卒業旅行の意義は何だろう?

と視聴1回目では正直思いました。旅行行っても行かなくてもストーリー的に変わらないよね?と。
卒業旅行中に梓へ送る歌のコンセプトは決まりますが、明確に描かれている訳ではないので分かりにくい。

推察するに、唯達4人は、卒業旅行を通して梓との絆を再確認したんだと思います。
だから、「いつもの自分たちのままでいい」と、思えたのだと思います。
”天使にふれたよ!“を披露する直前で「一番緊張している」という4人の思いがいかに梓を大事にしているかを印象づけています。

それと、卒業旅行というテーマは上述のように、笑いを沢山生み出す為に用いられたのではないかと思いました。
けいおんは12月から上映開始ですが、れっきとした正月映画です。
映画けいおんを観ていて、小学生の頃、家族で川崎大師にお参りした後に川崎駅で「男はつらいよ」と「釣りバカ日誌」を観て場内が笑いに包まれたことを思い出しました。
偶然にも配給は同じ松竹。配給は関係ないでしょうが、私はけいおんの笑いに正月映画を感じました。
正月映画を演出するために、新年を祝うというコンセプトで笑いがふんだんに取り入れられているのではないかと思っています。実際にけいおんでも笑いが起こっていました。

梓への贈り物、つまり、天使にふれたよ!の作成過程がもう一つのメインテーマですが、
こちらはいつものけいおん!でした。TVシリーズの補完的な内容ですね。
天使にふれたよ!の演奏はTVシリーズでやっているので省略したのだと思いますが、初見の人にはちょっと不親切かなとも思いました。
敢えて不親切にすることで、TVシリーズの視聴者を掘り起こす作戦なのかも?

☆キャラクター
唯、澪、律、梓はTVシリーズと同じ性格づけでしたが、
ムギは映画用に再設定されたとのこと(パンフレット参照)です。
第2期のボケ役、好奇心旺盛がさらに強調された印象を受けました。
律とラブクライシスのマキちゃんとの再会で原作の”ムギビジョン”も第1期以来に発動してました。

ストーリー的には、主人公の唯が主人公っぷりを見せつけたという印象です。
台詞の量的には、10の内、唯:梓:律、澪、ムギが5:2:3ってところでしょうか。
A,Dパートはそこそこ5人がまんべんなく喋る印象ですが、
B,Cパートで梓への贈り物を考える役はほぼ唯が独占でした。
しっかり者の梓は特に緩い唯が気になるという設定なので、梓が喋るのも唯。
ということで、唯が一番喋っていました。

山田監督の唯推しが出ちゃったのかと思います。
でも、けいおんの中核は5人、さわ子、憂、和、純も合わせてけいおん!だと思うので、
私としてはちょっと物足りない感じがしました。
律、澪、ムギの梓の歌への気持ちももう少し描写出来たのではないか-というのが少々残念な点です。

梓は良く動いていたと思います。
唯の挙動を受け止めていたので、当然梓の芝居が多くなるのですが、
・機内の席の肘立てを挙げる唯を静止する描写
・宿での「あずにゃんLOVE」にドン引きする描写
・「わたし、そんなんじゃないですから!」(ノン気宣言)
はどれも梓の性格が良く出た名シーンだったと思います。

澪は、梓に唯のツッコミ役を譲って、ひたすら「回る」のトラウマと律へのツッコミに徹していて、
律は、川上さんとの絡みなど部長っぷりを発揮するシーンや澪との絡みが多かったと思います。

冒頭の卒業旅行の振りと教室ライブの振りで唯達がクラスメイト達としっかり交流していたのは、良かったと思います。
第2期の学園祭などの雰囲気がそのまま踏襲されています。

憂は、
・盆を回しながら唯と離しているシーン
・唯のノートの内容を見て作詞作りに気付いてしまった時の片足を挙げる仕草
など、短い中で言い動きをしていたと思います(第2期第5話のお茶を淹れるシーンのような、丁寧な芝居)。

和と純は憂よりもストーリーへの実質的な絡みが少なく、ちょっと残念でした。

良かったのは、さわ子と堀込先生の掛け合いですね。
堀込先生のちょっとした緊迫感と、その後の優しさがとても良かったです。

けいおんはTVシリーズから脚で芝居をするアニメですが、
映画でも、終了時に非常に大事なシーンで脚のみを映していました。
”Singing!”の「終わり続けることは始まり続けること」という歌詞にもあるように、脚のみを映し、そして小走りで走り出すことで先に進むことを演出しているのだと理解しています。
ムギも、先に進むことだけを考えたいというような言葉を発していたと思います。
走る演出は第2期26話でもありましたね。山田監督の好きな芝居なのでしょうか。

不満点も述べましたが、一ファン的には、満足です。自分がどれだけけいおんが好きなのか確認できましたから。
初見さんも、そこそこ楽しめると思います。
ですが、映画けいおん!は、やはりこれまでシリーズ通して観てきたファン向けの作品なのかなと思いました。
そもそも、第2期20~24話、27話と密接にリンクしていますし、前述のようにセルフパロディもありますので。
なので、映画媒体としてのまとまり、完結性は例えばジブリ映画ほどは感じられないと思います。

しかし、映画では情報密度が高く2,3回観ただけでは楽しみきれません。
24分の縛りを受けるTVアニメやそれと同等のOVAでは成し得ない、莫大な情報量です。
けいおんは細かい芝居が多く、小ネタがいちいち面白いアニメです。
この1話の情報量はやはり映画の意義なのだと思います。
動画のアップやキャプ画のない映画という、けいおん視聴者にとっては新鮮な媒体なので、何度も観ることになりそうです。
なので、フィルムキャンペーンを実施してくれて良かったと思います。



私も、既に
・最速上映(港北ワーナーマイカルシネマズ) 3日0時~
・ライブスタイル上映(立川シネマシティ) 3日 20時~
・新宿ピカデリー 4日18時~
に行きました。
後は、ろくおん!会場ともなったユナイテッドシネマ豊洲には行きたいと思っています。
まだまだ観足りないけいおん!正月も楽しめそうですね!
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テーマ : アニメ
ジャンル : 映画

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6年目高専教員です。博士(工学)。
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