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就職先としての高専教員

この就職難であっても、博士後期後期課程学生やポスドクは
パイの少ない大学や独法研究所の公募戦線に身を挺し、
少なくない人達が脱落して全く学位と無関係な職を選択せざるを得ないという厳しい状況です。

こういう人達は研究だけがしたい人達なのかなと、不思議に思う時があります。
もう少し考え方を変えれば、つまり研究教育者として研究を主軸とする大学教員から、研究と教育を主軸とする高専教員も視野に入れれば、専門性を活かせるはずだと思います。

つまり、
高専の教員は学位保持者や学位取得見込者にとってとても魅力的な就業先と言いたいのです。

高専教員は大学教員と比べると、確かにデメリットが目立ちます。
・同じ職階でも給料が少ない(らしい)
・部活の顧問や寮の宿直がれっきとした職務となっているため、研究時間が圧迫される
・クラスの担任も職務であるため、研究時間が圧迫される

だけれども、大学教員と同じ位、または大学教員よりもメリットを感じることもあります。
・助教にも個室が用意される
・専科の常勤には実験室も与えられる(実際、新任の私にも2部屋も与えられている)
・教育に対し重点的に取り組める
・独法化したとはいえ未だ準公務員的であり、長期的に働ける(年金も健康保険も文部科学省共済)


そういう点もあり、さらに、
地方高専の教員公募は競争率が高くないのではないかという考えもあります。
大学の公募は一般に狭き門で、倍率100倍レベルだと言われています。
一方、高専の教員は大学教員よりは確実に倍率が小さいでしょう。
地方の高専だと、むしろ応募者ウェルカムという所もあると思います。

高専は、高専卒業生が高専教員になるケースが多いです。
一度都会に出たけれどもIターンした人や、そもそも高専教員を目指して学位を目指した人等々。
まあ、高専と無関係だった人が少ない、という訳でもないみたいですが。

これまでの文を読んで高専も良いかもと思った公募戦士は、
JREC-inで自分の専門分野と高専にチェックして検索してみてください。

高専の専科では、
専科が受け持つ分野(JABEEが求めるカリキュラム)に対応出来る教員がいることが最も重要なので、
専門分野がマッチした人材は採用されやすい
です。
高専の科(Department)は大学の科よりも人数が少ないので、大学よりも一人一人の専門性が被らない傾向があります。

教員公募は前任者の埋め合わせであることが殆どなので、前任者の専門を調べてみましょう。
それでも分からなければ、採用担当者(学科長であることが多い)に問い合わせして訊いてみましょう。
その上で応募するかどうか判断しましょう。

高専の教員は専門分野のマッチ具合で決まる。

ということで、就職活動をしている博士後期課程学生の皆さん、若手ポスドクの皆さん、高専はいかがですか?
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テーマ : 就職活動
ジャンル : 就職・お仕事

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将来的に博士課程進学を考えてる高専専攻科生です

はじめまして。博士課程の就活について少し知ることができました。ありがとうございます。
高専教員を近くで見ていて非常に忙しいように感じています。特に5年担任は就活の担当ですから、非常に大学と比べて負担がかかっているように思えるのですが、近くで見ていていかがお考えでしょうか?
将来のキャリアパスを考える上で参考にしたいと考えております。

Re: 将来的に博士課程進学を考えてる高専専攻科生です

あい さんへ

こんにちは.アンチモンです.
まずは,返信が遅くなり,申し訳ありませんでした.
以下の文では,私が新任教員であるため,
未だ高専教員の一般的業務をすべて経験した訳ではないことをご承知おき頂きたいと思います.

> 高専教員を近くで見ていて非常に忙しいように感じています。
高専教員は基本的に校務で大部分の時間が取られます.
「校務」というのは,教務・寮務・担任・部活動など学校運営に関する根幹的な業務であり,
学生さん達から見えにくい業務も含まれます.
それら校務の合間を縫って,自分が持つ授業の設計・改善を行い,さらに自分の研究,卒研・特別研究指導(専門科の教員のみ)もやる訳です.

職位(教授とか准教授です)が上がるほど関与する校務が増えていくので,忙しさは増していくと思われます.
自分のやりたいこと(研究)だけやりたい,という風にはまったくいきません.

あとは研究ですかね.
これは,教員個人個人で仕事量が大きく変わります.
私の様な新米は研究を軌道に乗せるために忙しいです(自ら忙しくしている).
研究成果が沢山出ている人や,学会の世話人なども引き受けている教員も忙しいと思います.

だから,ある意味,学生,高専・地域社会,学術的に貢献しようと思う“真面目な”教員ほど忙しくなるのだと思います.

それでも私の感覚から言えば,年がら年中寝る間も惜しみ,休日も働かなければならない,
というような切迫した状況に身を置いている教員は少ないと思います.
仕事量は,職務命令である校務以外はコントロールできるからです.

また,高専教員は変形労働制なのですが,大学教員の裁量労働制的な感覚がどの教員にも見られます.
つまり,勤務時間に対して非常におおらかな所があります.
(これは,私の勤務する高専においてですが)

>5年担任(進路担当)
私の科の先生(主事を経験している程度の経験のある教員)は,もの凄く忙しそうですね.
就職担当教員が企業担当者との連絡を行っている点がその要因としてあると思います.
また,大学編入の世話も一手に引き受けているので.

それでも,就活・編入試験期間(6~8月)が過ぎると落ち着くようです.

若い教員は,いきなり多くの校務が割り当てられることはないので,忙しくはないのでしょうか.
私も,忙しさは感じません.実験をやったり,勉強をする時間は十分に確保させていただいています.

最後に,高専教員の実質的な勤務時間について.
朝は8時半に勤務開始です.
勤務時間は7時間45分です.
それ以降の時間は,校内にいても校務を除いて定義的には勤務時間に含まれません.
駐車場のクルマの台数を見ると,大方20時には8割方が無くなっています.
つまり,その位の時間には,皆さん帰宅されていると思います.

もちろん,帰宅してからも仕事をする教員もいるでしょうが….

以上です.

キャリアパスのご参考になれば幸いです.
博士課程についても,ご相談があれば遠慮なくどうぞ.

ありがとうございます

高専教員の実際について少し知れたように思います。
博士課程などについての質問は今のところ思いついておりませんが、もしかしたら今後質問させていただくかもしれません。
その際はよろしくお願いします。

No title

あい さんへ

様々なキャリアパスを考えながら、なりたい自分を思い描き、
そんな自分を目指していってくださいね。

高専や教員について素朴な疑問などがありましたら、コメントください。
答えられる範囲でお答えしますよ。

では、素敵な高専生活をお過ごしください!

No title

博士課程なんて進むもんじゃないよ・・・まじで

No title

高専は研究者にとってはダメダメ機関ですよ。
「飯が食えればそれでいい」という研究者崩れがいるところです。
高専で定年を迎えるなんて人は、まともな研究者からすると3流ですよ。

高専教員の労働

楽しく読ませていただいております。
私は、現在、県立の高校で教員をしております。
二種類の修士号をもっております。今は、後期博士課程に在籍し、研究と高校教員の仕事を両立すべく
奮闘しております。県立高校の教員ですので、地方公務員という安定した生活と職住が近いという魅力
を考え、今までこの仕事を続けてきました。

しかし、高校教員には、研究活動が奨励されてはいないので、時間や研究費用の捻出に悩む毎日です。また、管理職や同僚から見ると、研究にいそしむ私の存在はあまり好ましくは写っていないようにも思います。

読ませていただいて知ったのですが、高専は、教員に研究活動が奨励されているようです。自分の転職先としては良いのではないかと思いました。
但し、高専の多くは、地方にあるようです。私は、首都圏に住んでおりますので、交通の便もよく、通勤は無理をすれば可能です。
そこで質問なのですが、高専の教員は、毎日通わなければならないのでしょうか。週に3〜4日勤務ならば新幹線を使って通うことも可能ですが、毎日となるとしんどいです。また、夏休みや冬休みはどの程度学校に通わなければならないのでしょうか。研究費はもらえるのでしょうか。一日は、8時半から5時まできっちりと学校にいなければならないのでしょうか。自分の授業が終了したら、帰ることは可能なのでしょうか。生徒指導は大変なのでしょうか。
このような疑問が湧きました。お忙しいところ、恐縮ですが、お答えいただけましたら、とても有難いです。

Re: 高専教員の労働

Gonさんへ

管理者のアンチモンです.
コメントいただきありがとうございます.
以下,ご質問に回答いたします.

> そこで質問なのですが、高専の教員は、毎日通わなければならないのでしょうか。

高専の教員は,非常勤講師を除いて常勤なので,基本的に暦どおりの出勤です.
毎朝出勤簿に出勤の印(はんこ)をつけます.
勤務時間は8時半から17時で,昼休みは12時から約1時間割り当てられています.
おそらく,多くの民間の企業と同じだと思います.
(勤務時間については,高専機構のHPの公募要項にも書いてありますので
興味がおありならばご覧ください)
基本的に暦どおりの出勤なので,特別に決められた休日(盆と年末年始など)以外は平日に休日はありません.
非常勤講師は,授業のコマのみの勤務です.時給のバイトと同じです.

勤務時間が定まっているので,自分の授業が終了しても,就業時間の間は執務を続行します.
勤務時間が終わったら,いつでも帰れます.当たり前ですが.

研究費は授業料収入やその他の名称でいただいています.
研究費は常勤の教員だけに割り当てられていると思います.

>生徒指導は大変なのでしょうか。
学生指導(高専は高等教育機関なので,学生です)はどの教育機関でも大変だろうと思います.
5年制という高専独特の学制のために,一般の高校と大学の業務に加えて寮務など,教員が関与する校務は多いです.そういう意味で言えば,大変なのかもしれません.
(私は2年目のペーペーですし,高専以外は知らないので分からないというのが正直なところです)

No title

早速、お返事をいただきまして、誠にありがとうございます。
どこの世界でも厳しいということがよくわかりました。
ただし、研究を志す人が多いということは、とても魅力的な職場だと思いました。
本当にありがとうございました。

個室について

高専教員を考えているものですが、教員数や部屋数の関係で、個室になってない方とかはいるのでしょうか。
必ず教員一人ひとり個室があるのでしょうか。
突然ごめんなさい。

個室について

高専教員を考えているものですが、教員数や部屋数の関係で、個室になってない方とかはいるのでしょうか。
必ず教員一人ひとり個室があるのでしょうか。
突然ごめんなさい。

Re: 個室について

koukiboさんへ

コメントありがとうございます。

>高専教員を考えているものですが、教員数や部屋数の関係で、個室になってない方とかはいるのでしょうか。
いらっしゃいますね。広い部屋を居室としていて、学生の机を置くというような方もいらっしゃいますし、指導上の都合で学生を教員の居室にいさせている方もいらっしゃいます。

>必ず教員一人ひとり個室があるのでしょうか。
学科の先輩教員と共同部屋という場合もありますし、職員室のような形態をとっている場合もありますし、色々あるようです。
気にされるようであれば、応募する学科の先生に訊けばよろしいかと思います。

ありがとうございます。

返信誠にありがとうございます。
また伺ってもよろしいでしょうか。高専教員公募の書類審査が通ると二次試験(面接など)がありますが、かなり二次試験は人数が絞られているのでしょうか。大体何人くらい面接が行われるのでしょうか。

また、模擬授業がある場合、模擬授業はかなり重要になってきますか。

いろいろと聞いてすみません。よろしくお願いいたします。

No title

こうきぼさん

ご質問ありがとうございます。

>高専教員公募の書類審査が通ると二次試験(面接など)がありますが、かなり二次試験は人数が絞られているのでしょうか。大体何人くらい面接が行われるのでしょうか。

面接などを担当したことがありませんので一般論になりますが、高専教員は忙しいので、選考はあまりしたくないでしょう。
地方の場合、応募者の時間的経済的負担も考えると、一回の応募期間につき2,3人まで絞るのではないでしょうか。ただしこれは応募の多い科目(一般科目)の場合です。
専門科目については、博士号取得者が企業にも沢山採用されているような分野では、応募がなかなかないこともあるようです。このような場合、応募してきた1人に対して面接が行われることになりますね。再募集を掛けるような求人はまさにそうです。再募集は、JREC-inに張り付いていれば分かりますよ。

>また、模擬授業がある場合、模擬授業はかなり重要になってきますか。
それはそうでしょう。ただし、教職経験のない場合、模擬授業の完成度そのものよりも、模擬授業の準備に労力や時間をどれ位かけたかどうかが問われるように思います。
私の場合、15分予定の模擬授業について30分もやってしまいましたが、終わってから「15分では短かったですか?」と訊かれました。15分というのは、指示する側にとって目安位にしか考えていないということです。

No title

何度も丁寧な回答ありがとうございます。
 もう一つ伺っていいでしょうか。
 採用を考える中で、出身地は少しでも考慮されそうな印象はありますか?
 あまり遠方から面接に来ても、内定辞退されたらみたいなことを考えると、出身地が近い人の方が有利な気がしてまして。

No title

こうきぼさん

>採用を考える中で、出身地は少しでも考慮されそうな印象はありますか?
ないと思います。採用する側の実費負担はありませんし、そもそも採用側の関心事は応募者が引っ越してきてからのことでしょうから。

研究教育実績以外のことで採用上考慮されるのは、女性であること、高専にいたことがあるかどうか(高専学生だったか、非常勤勤務経験があるか)、そのようなことだと思います。
私の周りでも、出身地はバラバラです。

内定辞退は採用側の心配事ですから、他の研究教育機関への応募状況は質問されるかもしれません。この場合、正直に答えた方が良いと思います。(狭い世界なので、簡単に分かります)

No title

いろいろと教えていただき、ありがとうございました。

連絡が遅れてしまい、大変申し訳ありません。

この度、4月から高専の教員として働かさせていただけることになりました。
自分でも驚きは隠せませんでした。

また何かありましたら、いろいろとアドバイスいただけると幸いです。

本当にありがとうございました。

No title

こうきぼさん

アンチモン(管理人)です。ご報告ありがとうございました。
確か、こうきぼさんは英語の先生でしたね。

国策として文科省のトビタテ!留学プログラムが平成24年度から走り始めたこともあり、
国際交流のウェイトがますます高まっています。
どの高専においても、国際交流は今非常に精力的に行われています。
学生の海外留学へのモチベーションに占める英語力は小さくないと思いますので、
英語の先生の貢献度は非常に高まっていると思います。

ぜひ頑張ってください。
ともに高専を盛り上げていきましょう!

No title

はじめまして 高専の教員を第一志望としているポスドク研究者です
ぶしつけな話ですが給与面の待遇が妻帯者としては非常に
気になります。大学教員の場合は かなり詳しく相場を知っておりますが
高専の助教職で例えば33ー35歳の場合でどの程度か
可能であればご教示いただけないでしょうか。大学助教の場合550程度ですが・・

No title

ふ さん

こんにちは。コメントありがとうございます。

>ぶしつけな話ですが給与面の待遇が妻帯者としては非常に気になります。
>高専の助教職で例えば33ー35歳の場合でどの程度か
地域手当、住宅手当、宿日直の回数などで変動します。
参考程度で、ということでしたら、450弱位かと思います。

そして、高専の教職員は変形労働制なので、さらに、勤務時間外の会議や校務での各種イベント参加などによる超過勤務も加わります。

>大学助教の場合550程度ですが・・
国立大学ですか?裁量労働制ですよね?かなり多いですね。

まあ、大手メーカーとは比較にならない位少ないかもですが、地方の平均所得よりはかなりもらっていますし、暮らし向きという意味では、一馬力のご家庭であってもあまり問題ないかな?と思います。

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No title

コメントありがとうございました。
確かに、教員という仕事は、年収だけでは計れない所がありますね。
教員は何より、学生を思い遣れるだけの心の余裕を持っていることが大事だと思っています。
足元の生活が安定していることは、教職に身を置く上で重要なことだと思っております。

私は、実の所、博士課程修了後にポスドクをやりながら大学や研究所のパーマネントを目指すよりも、
最初からパーマネントで研究費のつく高専助教になるつもりで動いていました。
年収は確かに差があるようですが、心の余裕を害するほどの差ではないように思われましたし、
高専教員も、立派な教職なので。

拙ブログでも何度か言っていますが、高専には高専の役割がありますので、その役割に沿って仕事ができれば十分なのではないかと思っています。

最後に、そのお歳の範囲で特任助教などの肩書きがあるのであれば、ポストの空きにもよりますが、おそらく講師、業績がたくさんあれば准教授での採用も可能性があると思われます。
ご参考になれば。

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No title

はじめましてこんにちは。
高専4年の女です。都市環境コースで主に土木的なことを学んでおります。

将来高専の先生になることを考えているのですが、
大学院まで行き、博士号を取り、高専の先生になるには
一度一般企業に就職しなくてはならないのでしょうか?

あまり知識がないため、あいまいな質問で申し訳ありませんが、
お返事お待ちしております。

あい さんへ

コメントありがとうございます。
本科4年生とのことで、この時期から進路について考えていらっしゃるのは素晴らしいことだと思います。

ご質問ですが、高専教員になるには、基本的に博士号(取得見込み含む)または「技術士」資格を取得していればOKです。
したがいまして、企業経験は必須ではありません。(でも、あるとなお良いです。また、「技術士」資格取得のためには企業経験が必要になります)

土木系でいえば、一般企業に勤めて技術士を取得した後、高専に転職するというキャリアパスもあると思います。
(高専では技術士資格が博士号と同格で扱われています。その上で、土木系では他業界と比較して特に技術士資格が重要視されていますので)

土木系専攻科を修了すると「技術士補」資格が取得できると思います。したがいまして、大学編入に加えて専攻科進学もなかなか良ろしいかと思います。

国立高専機構のHPには高専教員の公募一覧が載っています。そこで土木系の公募がありましたら見てみてください。基本的にどこの高専でも要件は同じですから、参考になると思います。

目下、高専機構は女性職員の増員を進めていまして、同条件の男女でしたら女性を採用するらしいですよ。
まだまだ道のりは長いかと思いますが、頑張ってくださいね。
また分からないことありましたら、気軽にどうぞ。

No title

ご回答ありがとうございました。

一度HPも見てみようと思います。

また、ご相談にうかがうこともあるかと思います。
その時もどうぞよろしくお願いいたします。

模擬授業に関して

初めて書き込みを致します。都内の大学の博士課程に在籍している者です。
記事やコメントを拝見しまして、1つお伺いしたいことがあります。

私は、先日応募した高専の公募の一次審査の結果、二次審査の対象となったとの通知を受けました。
その二次審査の中に、模擬授業(15分)が含まれています。
文系の一般科目です。

この模擬授業に関してなのですが、学生役は審査員が行うと考えるべきでしょうか。
学生を指名して意見を言ってもらったりする模擬授業を考えているのですが、学生役の人の名前を知らないのは何となくやりにくいですし(「そこの赤いネクタイの人!」などと呼ぶのもどうかと…。挙手している人が居たらアイコンタクトして「ではどうぞ」みたいな感じでやれそうなものですが)、何らかの形で審査員の名前が分かっていたとして「~さん」と呼ぶのもいささか失礼なようで気が引けてしまいます。
あるいは、たった15分の中に学生とのやりとりは盛り込まない、のが普通なのでしょうか。


お時間がありましたら、ご経験から推察されることをお教え頂けますでしょうか。
宜しくお願い致します。

Re: 模擬授業に関して

unagiさん

コメントありがとうございます。

>その二次審査の中に、模擬授業(15分)が含まれています。
>文系の一般科目です。

>この模擬授業に関してなのですが、学生役は審査員が行うと考えるべきでしょうか。
そうです。選考委員会の教員(校長、教務主事、科目長他5名程度)が学生役をするのが一般的だと思います。

>学生役の人の名前を知らないのは何となくやりにくい
それならば、模擬授業の初めに、審査教員に学生役をしてもらい、発問に協力してもらう旨を説明すればいいのだと思います。名前を伺って、「○○さんと呼ばせていただきます」と了承を得れば良いと思います。
なにせ模擬授業ですから、審査委員も事情を分かっています。

>たった15分の中に学生とのやりとりは盛り込まない、のが普通なのでしょうか。
それは違うと思います。発問は学生の積極的な参加を促す重要な教授法の一つなので、模擬授業の中で上手くできれば、大きなアピールになるでしょう。教員対学生1人ではなく、学生のグループでディスカッションさせた上、グループの内の一人に訊いてみる、というような教授法もあります。こういったアクティブラーニング的教授法は、昨今、高専機構全体で流行らせようという動きがありますので、使ってみると良いと思います。

授業の基本は学生本位であるということです。
教室は学生にとって安全・安心な場でなければならず、教員は情報伝達のための最大の媒体です。そして、学生が到達目標を知っていて、最終的に目標を達成する。これが授業です。

2次審査、頑張ってください。

ご回答をありがとうございます

ご回答を頂きまして、ありがとうございます。

>模擬授業の初めに、審査教員に学生役をしてもらい、発問に協力してもらう旨を説明すればいいのだと思います。名前を伺って、「○○さんと呼ばせていただきます」と了承を得れば良いと思います。

そうですね。
そういうことが出来にくい雰囲気なのではないかと勝手に想像していました。
模擬授業前にお願いしてみたいと思います。

学生のグループディスカッション等につきましても、ご助言を参考にさせて頂きます。
私が教育実習を行った学校も、大学の教育学部の付属であるためか、グループ学習などを積極的に導入していました。
審査教員の方が何人いるかにもよりますが、グループを組んで頂くという方法は考慮してみたいと思います。

素早いご回答に感謝致します。

こんにちは。四月から高専で働く者です。
お聞きしたいのですが、一日に空き時間はどれくらいあるのですか??

ゆゆゆ さんへ

こんにちは。アンチモン(管理人)です。
コメントありがとうございます。

>こんにちは。四月から高専で働く者です。
同じ機構の職員ですね。よろしくお願いいたします。

>お聞きしたいのですが、一日に空き時間はどれくらいあるのですか??
教員ですか?職員ですか?有期雇用の職員ですか?いずれかで大きく違います。
そうですねえ…。
有期雇用の職員は決まった時間のみです。残業なし。
職員は、あまり残業はないとおもいます。時々校務のため休日勤務あり。
職員の休み時間は45分間です。空き時間はよく分かりませんが、1分1秒の時間と戦っている印象はあまり受けません。

教員は、各人でかなり異なります。
私(専門科目教員)の場合、平日で拘束されるのは授業(卒研、補講含む)、校務(部会、科会など)のみで、それ以外の時間は空き時間といえば空き時間です。もちろん、研究、授業準備、校務関連業務、事務作業等々やります。終わりのない仕事量です。
ということで、空き時間は曜日と時期によって変わります。学生の長期休暇中は比較的空き時間が多いです。試験前後は少ないです。なお、授業がある時期では、1日有休を取れる教員は稀だと思います。私も、取れて半日です。
就業時刻は17時ですが、用事以外で17時に帰ったことはありません。ほとんど20時以降です(仕事が遅いので)
ということで、空き時間の過ごし方は、あなた次第です。論文書くのも仕事ですし、明日のために早く帰るのも必要かと思います。
参考になれば。

早速の返信ありがとうございます。様子がよくわからないので不安が多くあります。
採用は一般教科の教員です。空き時間=授業も会合もない時間ということでした。説明不足ですみません。今も教育職ですが、おそらく仕事量は高専の方が多そうだなという印象ですが、やりがいもたくさんあると思うのでがんばります。
これから同じ職員としてお願いします。

お礼のみにて

先日はご助言を頂きましてありがとうございました。
お陰様で、採用が内定致しました。
来年度より、一般教育科目の助教として赴任します。

お示し頂いた審査員の構成を参考に、あらかじめ研究者総覧等で顔ぶれを確認しておくことで、かなり緊張が和らぎました。
そして、7人の審査員のうち3人ほどが予想していた先生でした。

ご報告とお礼のみにて失礼致します。丁寧に教えて頂き誠にありがとうございました。

No title

unagiさんへ

>お陰様で、採用が内定致しました。
>来年度より、一般教育科目の助教として赴任します。

内定おめでとうございます!後は博士課程修了だけですね!

>お示し頂いた審査員の構成を参考に、あらかじめ研究者総覧等で顔ぶれを確認しておくことで、かなり緊張が和らぎました。
>そして、7人の審査員のうち3人ほどが予想していた先生でした。

なるほど。事前情報を知る上でも有効な方法だと思いました。
審査委員が7人というのはなかなかの圧迫感ですね。期待感の表れでしょうね。
それにしても、3人が予想的中とは、凄いですね!
できれば面接の流れ、質問されたことや15分の模擬授業の中で注意した点など、お示しいただければ幸いです。他の方の参考になると思います。

来年度の授業に向けて、早めに受け持つ授業の準備を始められることをオススメします。
もしまだ前任者が校内にいらっしゃるのでしたら、科目長に連絡先を訊いてコンタクトを取っても良いと思います。
4月からは忙しい日々が始まります。頑張ってくださいね!

No title

ゆゆゆさんへ

>採用は一般教科の教員です。空き時間=授業も会合もない時間ということでした。
一般教科の教員でしたか!なるほど。
では、授業準備や学習支援(補習など)が大変なのかなと思います。
>今も教育職ですが、おそらく仕事量は高専の方が多そうだなという印象ですが、やりがいもたくさんあると思うのでがんばります。
私は高校などは知らないのですが、仕事量という意味では、どっこいどっこいなのではないかと思います。熱意のある先生の仕事量はそれだけ多くなるでしょうから。
ただ、高校教諭と比べたら、高専教員の方が仕事の自由度・独立度が高い、裁量の範囲が広いのではないかと思います。研究費も少額ながら執行できますしね。
やり甲斐をたくさん見つけて、学生のために頑張りましょう!

面接の流れなど

>内定おめでとうございます!後は博士課程修了だけですね!

ありがとうございます!存外に早く大学院を出ることになり、人生は分からないものだなとつくづく思っております。

>審査委員が7人というのはなかなかの圧迫感ですね。
私も少し驚きましたが、これまで受けてきた面接らしい面接(大学院入試数件です)が、みな7~8人程度の教官によるものだったので、それくらいまでは覚悟しておりました笑。

>それにしても、3人が予想的中とは、凄いですね!
これも少し驚きましたが、やはりいらっしゃったなという感じで、落ち着いて話すことができました。
面接の後、研究者総覧を眺めていたところ、他の4人についても、予想することがある程度可能な範囲の先生方でした。すなわち、他学科の学科長や私の専門に近いことをやっておいでの先生方です。
ここまで予想がつくならば、ある程度、どんな研究をしていらっしゃる方なのかを読んでおくのも良いのかもしれません。こちらからの一方的なものですが、少しでも親近感があると楽ですし。

>面接の流れ、質問されたことや15分の模擬授業の中で注意した点など
色々な方がこちらのブログを頼っておいでのようですので、私が受けた面接の内容を大まかにですが書き込ませて頂きます。これからの皆様にとって少しでもご参考になれば幸いです。

・まずノックして入室するとすぐ横に荷物置き場の机があるので、そこに荷物を置きました。席に着くよう言われて着席し、名前・所属を尋ねられました。
・その後すぐに模擬授業となりました。準備が整ったら始めて良いとのことで、多少時間が与えられました。この時に、審査員の先生方に予めお願いしておくことがあれば話せます。模擬授業は、中高の教員採用試験とほぼ同様と見て良いと思いましたので、色々なサイトや参考書を読み、「15分の間に1つ山場をつくること」を意識して念入りに計画・練習しました(大学のトイレなどで一人ぶつぶつ呟いたり…)。
・模擬授業の後は、授業内容に関するさまざまな質問が出ます。基本的なことから、高度に専門的なことまで色々でした。分からないことは分からないとお答えするしかありませんでしたが、それも誠実な対応であると考えました。(ここまでで約30分ほどだったかと思います)。
・その後は、志望動機・高専での教育に関する抱負・どんな授業を行いたいかなど、応募書類に書いた事柄とほぼ同じ事を尋ねられました。これは難なくクリアできます。
・他に、自己PRや、問題を起こす学生が居る現状への対処の仕方、教育に興味をもったきっかけ、研究内容の簡単な紹介、地域への貢献意欲など、私の人物像や学校の運営などに関する実際的な能力の有無に関することを次々に質問されました。7人全員が質問してくるわけではなく、司会役の先生の進行に従いながら、他の3~4人の先生がご自分の立場から質問を行っているという印象です(ただし、模擬授業の間と後は7人の先生方がランダムに質問を投げかけてきます)。
ここまでの内容は、7割方、予想通りでした。中高の教員採用試験の対策本やサイトで紹介されているメジャーな質問が大半でしたので、予め答えを考えておけます(いくつか、苦しい質問もありましたが…)。
・最後の方では、部活は何が良いかや、高専の周辺に定住できるかどうか、職位に関することなど、来年度の具体的な話と関わる質問になりました。この段階で、何となく採用されそうな気配を感じます。
・“これでおわりです”と言われて、すぐに部屋から出て行きましたが、黒板を消すのを忘れていました。消すかどうか尋ねてから出ていくのが良いかと思います。それと、“最後に、何か質問はありますか”ということも聞かれましたが、特に無いと答えました。後日父に話したら、「給料はいくらか聞いておくもんだ」と言われましたが、給料の額を尋ねるのは少々まずい気がしますよね…?
全体で、約1時間でした。ただ、集中していたせいかすぐ終ったような気がします。

>来年度の授業に向けて、早めに受け持つ授業の準備を始められることをオススメします。
そうですね。今年度までのシラバスを数ヵ年分見て、何をすべきか考えているところです。また、年度末までに何度か授業の打ち合せもあるようですので、本格的にはそこから準備を致します。

>もしまだ前任者が校内にいらっしゃるのでしたら、
既に転出しているようで(誰であるかは一応分かっていますが)、ちょっとお尋ねしにくいですね…。前任者が抜けた穴は、しばらく非常勤の先生に授業をお願いしているようです。

重ね重ね、ありがとうございます。
なかなか高専の公募に関する情報が少ないので、アンチモンさんと皆さんのコメントを大いに参考にさせて頂きました。私のコメントも、誰かの参考になればと思います。



Re: 面接の流れなど

unagiさんへ

面接および模擬授業についての詳細な報告、ありがとうございました。高専を志望する方の参考に大いになると思います。ありがとうございました。

訊く事項については、私が受けたものとあまり変わらないようです。高専機構から出されたマニュアルみたいなものがあるのかも知れません。

面接は、数名まで人数を絞っている訳ですから、具体的な質問もされるのだと思います。しかし、具体的な質問まで及んだからといって、その時点で審査委員の過半数が採用の意向を漂わせている、というものでもないと思います。

面接後の審査の流れは未だ知る由もありませんが、おそらく審査委員の手元には採点表があり、表には項目毎に点数およびその理由を記す欄のようなものがあるのだと思います。
そして、一般の面接試験と同じように、審査委員の点数を合算し、合計点で採用を決めているのだと思います。

面接の後、どの位の日数で内定通知がありましたか?

一般科目での採用とのことですが、一般科目は専門科目よりも採用倍率が高いようなので、採用されて良かったですね。文章から察するに、理科系の一般科目のように感じますが、いかがでしょうか。

給料についての質問は、してもしなくてもどちらでも面接にはあまり影響を与えなかったと思います。校長は教員採用の責任者ですが、給料自体は機構から出るものであり、棒給表も公開されていますので、給与面によほど詳しい校長でなければ即答はできないと思います。しかし、受検者が訊くことによって「モチベーションがある」と間接的に評価されるかも知れません。なお、私も訊きませんでしたし、その後総務にも訊きませんでしたので、結局、給与額は4月に初任給をいただくまで分かりませんでした。

高専公募に関する情報は、相変わらず少ないですよね。高専は大学よりもずっと少ないので当然でしょうね。給与も業務内容も、博士号取得(予定)者からは敬遠される傾向にもありますし。それに、受検者に高専関係者の近親者や知り合いがいない限り、教職に就いている人でも、高専はよく分からないという人が殆どだと思います。したがって、高専OBならば難なく答えられるような質問でも、高専を経由しなかった方は質問に四苦八苦するものと思います。
したがいまして、この度のコメントは他のunagiさんと同様の受検者に有益だと思います。詳細に説明いただき、ありがとうございました。

Re:Re: 面接の流れなど

国立の高専ですので、やはり、ある程度の採用基準が機構側から出ているのでしょうかね。

大学等の研究機関も含め、一般に、面接対象者は2~3人程度まで絞り込むと聞いたことがあります。この段階で、おそらく9割以上が落ちているとされているので、通知を受けた時は目を疑いました(公募に挑戦し始めてまだ数件目でしたので、練習のつもりという気持ちも強かったです)。

審査委員がどのように採点しているか、生々しいお話ですね…
やはり点数を付けていたのであろうとは思います。

内定通知が郵送されてくるのは、確か面接日から1週間か10日ほど経った頃合いだったかと思いますが、電話連絡によって面接の翌朝には内定を知りました。研究機関によっては、面接日の夕方に電話がある場合もあるという情報もあったので、半永久的にマナーモードとなりかけていた携帯の音量をONにして待つことにしておりました笑。

>理科系の一般科目のように感じますが、いかがでしょうか。
文系ですが、私は自分の研究は自然科学に等しいと思っております。
あまり詳しく書くと、誰なのかが分かってしまいそうですが…(ばれても良いのかもしれませんが)笑

一つお伺いしたいのですが、一般科目の採用倍率が高いとしたら、それはどういう要因が考えられますか。


給料のことは、もし尋ねると「まだ採用と言ったわけでもないのに、捕らぬ狸の皮算用を始めたな」とか「報酬が少なかったらうちには来ないつもりだろうか、がめつい奴だ」というようなことを思われるのではないかと邪推しましたが、逆に、モチベーションの高さを評価される可能性もあるわけですね。


>高専公募に関する情報は、相変わらず少ないですよね。高専は大学よりもずっと少ないので当然でしょうね。給与も業務内容も、博士号取得(予定)者からは敬遠される傾向にもありますし。
そうですね。インターネット上では、高専教員は忙しくて研究時間が少ないとか、逆に、楽だとか、忙しいけれど高専で研究できない人はどこに行っても研究できない、などのように人それぞれ書き放題になっており、拠るべき情報がかなり限られています。
こんな言い方もどうかと思いますが、世の多くの大学は、ただ卒業のための単位ほしさに授業を履修する学生が大半を占めると思います。私の所属する大学も、世間ではかなりの評価を受けているようですが(私は他大学から院に入った身なので客観的に見ていますが)、学部生は皆やる気無しです。定員割れを起こしているような私学だと、もっと状況は酷いだろうと思います。これに対し高専の場合、県内でも優秀な学生が集まっており、一般科目は中学からの延長線上でやる点も多いですから、授業・教育という面では大学よりやり甲斐が大きいのではないかな、と思っております。
研究職を志すなら高専教員、という考え方も十分ありうると思うのですけど、なかなかそう思う人は多くないのでしょうね。

No title

unagiさんへ

活発な議論、ありがとうございます。

>おそらく9割以上が落ちているとされている
ええ。でも、書類審査で採用ポリシーに合わない人材(人格的に不適格だったり、研究に重点が置かれすぎていたり)という理由で審査を通らないと聞きます。大学と高専とで両輪で応募している人などは、案配が難しかったりするのかも知れません。

>公募に挑戦し始めてまだ数件目でしたので、練習のつもりという気持ちも強かったです
書類段階でしっかり対策が取れていて、フレッシュさが伝わったのが良かったのかも知れません。

>やはり点数を付けていたのであろうとは思います。
面接などではチェックポイントにしたがって点数化するのが一般的ですよね。公募の面接も同じ要領だと思います。
どの人が評価しても同じ位の点数にならなくてはいけないので、チェックポイントも一般的な事項だと思います。

>電話連絡によって面接の翌朝には内定を知りました。研究機関によっては、面接日の夕方に電話がある場合もあるという情報もあった
なるほど。やはり、内定を受けるような人の場合、審査の後ざっくりと検討されて、その後内々定が下されることが多いようですね。
>半永久的にマナーモードとなりかけていた携帯の音量をONにして待つことにしておりました笑。
私も、内定連絡の際、鳴らなくなって久しくなっていた電話がブルッたのを覚えています。

>文系ですが、私は自分の研究は自然科学に等しいと思っております。
それは失礼しました。科目が知りたいところですが、教えてもらうのは止めておきます笑。
いつかどこかでお会いすることがありましたら、挨拶してください(研修とか多いので、案外あるかも分かりません)。

>一般科目の採用倍率が高いとしたら、それはどういう要因が考えられますか。

国語、英語、社会など人文系の場合
・専門科目の教員とは異なり、修士号取得者で応募できる
(修士号を持つ教諭は少なくないと思います)

人文系に加え、理系も含む場合
・中高教諭や非常勤講師の転職先として需要がある
・博士号取得(予定)者の就職先として考えたとき、全体の求人数に対する高専教員の割合が大きいかも知れない
(工学系の場合はメーカー求人の割合が高いため、高専教員の割合はずっと少ないはずです。対して理学系ではオーバードクター問題がずっと解決していない位、全体の求人数が少ない)
・研究が場所と設備に依存しない傾向があるかも知れない
(専門科目の場合、設備が研究成果に及ぼす影響はかなり大きいですが、理学系や人文系の研究はあまり関係なさそうに見えます)
・(上と同様ですが)専門科目のように研究分野にマッチングする必要がなく、科目にのみマッチングすれば良いから

こんなところでしょうか。いかがでしょうか。

>邪推しましたが、逆に、モチベーションの高さを評価される可能性もあるわけですね。
そう思います。給料が安い企業と高い企業ならば、高い企業に優秀な人材が集まるのは自明のことだと思いますので、できるだけ企業は高い初任給で人材を釣るでしょう。
でも、高専の場合、審査委員は教員なので、「教員は聖職者だ」と思っている審査委員ですとunagiさんの邪推は真かも知れません笑。

>高専の場合、県内でも優秀な学生が集まっており、一般科目は中学からの延長線上でやる点も多いですから、授業・教育という面では大学よりやり甲斐が大きいのではないかな、と思っております。
そうですね。合っていると思います。高専1、2年生などはいわば中学4、5年生のようです(人文系の先生の話を聞くと)。授業はより丁寧に。学生指導はより手厚く。博士課程を出た人でも、そういう指導に意欲のある人が高専教員を志望するのだと思います。

>研究職を志すなら高専教員
高専には地元密着型研究機関という側面がありますから、その高専ならではの研究というのもあります。
そういう研究をテーマとしている方には、大学よりも魅力的に映るかも知れません。
研究だけでなく、授業、学生指導、地域貢献も同じ位やりたいのであれば、高専は魅力的だと思います。高校教諭と大学教員を合わせたような業務内容なので。

No title

一つ一つご丁寧にお答え頂きましてありがとうございます。


工学系ではメーカーという就職先があるのに対し、理学系は就職先たりうる機関が限られてくるわけですね。純粋な学術であって、モノや金を生み出す類のことがなかなかできないのは人文系だけの話かなと漠然と思っておりましたが、理学系でもそういうことは起こっているわけですね。

>研究が場所と設備に依存しない傾向があるかも知れない
公募の応募資格として設定される条件が多ければ多いほど、応募者数も減って倍率が下がりますね。“これこれの分野を専攻して、これができてあれができて、こんな設備を使う人”と言われると、場合によっては応募者ゼロなんてこともありえそうですが…
私は、部屋から一歩も出ずパソコンと本だけで研究しますが、私のような人間は他にも嫌と言うほどいるんでしょう。とすれば、相対的に見て倍率が高くなってきますね。

仕事をしたくないという気持ちを先立たせて就職先を選ぶのもどうかとは思いますけれど、大学と高専を見比べた場合に、高専の一般科目(特に人文系)は次のような傾向もありそうですがいかがでしょう。
・学生の卒業研究指導が無い、または少ない
・学会等の外部の仕事(編集委員や大会運営委員、科研費の審査委員など)が回ってこない
・担当する授業数が少ない

クラス担任・部活動の顧問・寮務など、大学に無い仕事があるとしても、大学教員よりも負担が小さいのではないかと思って応募する人が居る…かもしれません。少なそうですが。


>高専には地元密着型研究機関という側面がありますから、その高専ならではの研究というのもあります。
人文系では、日本史学・地理学・方言学を専門とする人が地域内でフィールドワークを行ったりということが考えられますね。

>いつかどこかでお会いすることがありましたら、挨拶してください(研修とか多いので、案外あるかも分かりません)。
素性を隠したままで申し訳ありません。お会いできる機会はきっとあると思いますので、その時はご挨拶に伺いたいと思います。

No title

すみません、研究以外の激務と目標となる研究者が全くいないので、高専はありえないです

研究費

はじめまして。博士課程学生です。
就職先の検討をずっとしておりまして、
現場のことを知ることができてすごくありがたく読ませていただきました。

ところで、いろいろと調べると大学よりも高専のほうが研究費が少ないとのことですよね。
もちろん外部資金をとってこないと話にならないのでしょうが、

大学の場合は助教としてポストに就くと准教授や教授の研究費も使えることが多々あるかと思います。
特に研究のスタートに関しては大学の場合のほうが既存の研究設備(パソコンとか)を使うことができ、
すぐに研究を始められるかと思います。

高専の場合は基本的に個人での研究となるかと思いますが、
例えば助教として赴任した初年度は研究室の設備を整えるための特別な予算等はつくのでしょうか。

科研費のスタート支援を申し込んで決定したとしても半年後。
なかなか厳しいのかなと不安に思っています。

てつさんへ

コメントありがとうございます。

>高専の場合は基本的に個人での研究となるかと思いますが、

その通りです、と言いたいところですが、講座制のようなものを敷いている高専もあるようです。
その場合はまったく個人の場合よりも研究は進めやすいかと思います。

>例えば助教として赴任した初年度は研究室の設備を整えるための特別な予算等はつくのでしょうか。
校長の研究教育方針によって変わりうるため、高専によってケースバイケースだと思います。
校長の裁量で予算がつく場合もあるでしょうし、そういうものがまったくない場合もあるようです。
基本的に基礎研究費は、学科に人数分が配分されて、さらに学科の取り決めによって、各教員に配分されるもののようです(私もまだ把握しきれていませんので悪しからず)。
研究費獲得は科研や共同研究が主ですが、設備については高専機構が行うものもあり、そういう機会を利用して申請します。

知り合いの先生は、卒研学生が使うPCや工具の工面にすら苦労していました。前任の教員からモノを引き継げない場合、そういうことも起こります。

昨今、大学の運営費交付金が減らされているという報道がなされていますが、高専も同様に苦しい状況です。
運営費交付金が減れば基礎研究費も減さざるを得ないでしょうから。
教員の人数も減らされる方向です。博士課程学生さん達は高専のパイも少なくなり、ますます厳しい状況がやってきます。現状でまだ少子化が進行していますので、20年位はこういう状況が続くのだと思います。何だか浮かない話ですみません。

お返事ありがとうございます

講座制のところもあるのですね。
まったく知りませんでした。

また研究費の分配についても学校によりけりということなのですね。

大学の助教とは違って基本的に任期なしポストだからなおさら高専の場合はどの高専に就職するかということが大事と言うことなのですね。

設備については高専機構出費の部分もあるのですね。

運営費交付金……どうか増やす方向に舵を切ってくれればいいですね。
なかなか厳しいでしょうけど。。。


どうもありがとうございました。
狭き門になってくるというのはすごく恐ろしいですけどポスト目指してがんばります。

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アンチモン(管理人)です。コメントありがとうございます。

赴任前に企業、大学、研究機関等の経歴がある場合、赴任時の職階に影響を与えるのは確かです。
また、年齢が職階に影響を与えるのも確かなようです。
ご存知の通り、職階によって適用される棒級表が異なります。したがって、職務経歴も給与に加味されます。
しかし、仮に職務経歴があって助教として赴任した場合、職務経歴なしでどう年齢の助教と棒級が高いのかどうかは私も分かりません。
(給与についてはやはり、私も含め、誰でもトップシークレットなのですよ)
常識的に考えると、常勤・非常勤、職務内容などで細かく級が設定されていそうですが。

給与に関しては、赴任時の年齢が大きく効くような印象があります。これは間違いないと思います。
昇進も、何だかんだいって年齢順のような印象なので。

人事労務関係や財務関係の事務は把握していると思いますが、私は、職場内の世間体を気にして訊いたことがありません(^^;)

お役に立てず申し訳ありません。またコメントがあればどうぞ。

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採用年齢について

はじめまして、この度高専教員に応募しようかと考えている40歳女性学位持ちです。
これまで技術職として企業に勤めていましたが、学位取得を機に高専教員(元高専卒)へ転職を考えています。
そこで質問なのですが、公募条件に記載されております採用年齢は、どこまで加味されるのでしょうか。
自分の今の年齢では、ほとんどの高専公募の年齢を4~5歳は超えています。

また、収入ですが助教で採用される場合、年齢や経験はどの程度考慮してもらえるものなのでしょうか。
もちろん、収入だけが仕事を決める全てではありませんが、あまり差があり過ぎますと躊躇してしまうのも事実です。

お忙しいところ申し訳ございませんが、ご教授いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

そらさんへ

書き込みありがとうございます。
まず私は下っ端で人事委員会の委員になったことがないので、
以下は私が収集した一般的な情報として記しますことをご留意願います。

高専での採用年齢は、職位と関係があります。
学科では、学科を構成する各教員の年齢構成をある程度考慮するようです。
したがって、
・ 助教、講師(准教授に準ずる)、准教授、教授の人数はある程度バランスを取るようです
・ それぞれの職階に任用・昇任される年齢もある程度決まっているようです
・ 助教は修士修了(24歳~)(一般科目)・博士新卒(27歳~)(専門科目)から30代後半まで
・ 講師は博士号取得者で前歴に大学等で肩書があった者や企業等で研究・教育業績のあった者など、30代前半~30代後半まで
・ 准教授は講師同様ですが、30代後半(早い人は30代前半)~40代まで

そらさんは40歳ということなので、採用側からしたら、おそらく助教ではなく講師または准教授での採用が検討されるものと思います。
したがって、博士号取得以外の、講師または准教授に足る業績が必要になります。
業績は研究業績が主に評価されます(高専も大学と同様に高等教育機関なので)。
研究業績というのは、査読付き学術論文の本数に他なりません。
助教が博士号取得(と博士論文審査時の学術論文数本)のみで採用されうるとしたら、講師or准教授は助教+学術論文数本が必要と考えて差し支えないと思います。

講師と准教授は、研究と教育双方の業績がないと採用されません。特に近年、高専は研究の高度化が求められており、特例適用専攻科の維持をするために、専門学科の教員はコンスタントに研究業績を上げて特例適用専攻科の審査に合格するような人材でなければ任用されない傾向が強まっているらしいです。

関連として補足します。
大学では任期付きの助教が多くなっていますが、高専ではまだまだ任期なしでの採用が多いです。
簡単には無職にならないという安心感は非常に大きく、それが教育・研究の質を向上させていると思います。

>公募条件に記載されております採用年齢は、どこまで加味されるのでしょうか。
私も、公募条件では30歳までで、それよりも2歳ほどオーバーしていましたが、応募し、分野が前任の教員とマッチングしていたお陰か採用に至りました。
そらさんは高専卒の他、女性という点が有利な点として加味されるものと思います。高専では女性教員の採用を増やしているので。
いずれにせよまずは、公募先の担当者に連絡をして、応募可能かどうかを確認してみることをお勧めします。

>収入ですが助教で採用される場合、年齢や経験はどの程度考慮してもらえるものなのでしょうか。
研究歴・教育歴・企業での勤続年数などは棒級の号数に考慮されるようです。
どの程度なのかは私も分かりかねますが、私の初任給は年齢相応に貰っていたようです。
つまり、28歳の学位持ち新卒助教は28歳という年齢を考慮した給料、32歳の学位持ち新卒助教は32歳という年齢を考慮した給料、というように。
ただし、高専教員の給料は、大学教員の同年齢の人よりは少ないらしく、あくまで印象として、一般的な一部上場企業の同年齢の人と比べても振るわないようです。具体的な数字は私も分かりません。

ご参考になれば。

お礼が遅くなりました

詳細な御返答ありがとうございます。
実はどこにコメントを書いたかわからなくなってしまい、お礼が遅くなってしまいました。
公募については、年齢のこともあり見送ることにいたしましたが、またの機会があるかもしれませんので、ご参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

とても興味深く拝見しました。
高専の一般科目教員の公募を見つけ、チャレンジしようかどうかと考えていたところ、こちらのブログに行き着きました。

一点質問です。仮に高専で採用が決まり、勤務と並行して、大学での非常勤講師として講義をもつことは可能ですか。できれば現在行っている非常勤を継続したいのですが、高専教員と大学非常勤の掛け持ちについて、禁止されているのか、実態としてそういった勤務をしているかたがいるのか教えてください。

よろしくお願いいたします。

さらさ さんへ

コメントありがとうございます。
連絡が遅くなりましてごめんなさい。

質問の、
>仮に高専で採用が決まり、勤務と並行して、大学での非常勤講師として講義をもつことは可能ですか。
>できれば現在行っている非常勤を継続したいのですが、高専教員と大学非常勤の掛け持ちについて、
>禁止されているのか、実態としてそういった勤務をしているかたがいるのか教えてください。

ですが、高専機構教職員の兼業に関する規則というのがありまして、
http://www.ipc.akita-nct.ac.jp/b13/b13_03_04.pdf
第4章第4節 教育等に関する兼業(第25条)

に書かれてある通り、理事長の許可を得れば可能です。
我々下々の教員の場合、人事労務系の係に許可願を出すことで可能となります。
私が聞き及んだ限りでも他機関の非常勤の職にある・あった人はたくさん知っていますので、やれます。
ただし、規則にもある通り、本業の職務遂行に支障のない限りという制限があります。

実際には、高専教員を何年もやっていて、非常勤の仕事を始める場合、問題視はまったくされません。
ただし、採用の面接で「着任時から非常勤の仕事を継続したい」旨を説明した場合には、
採用側としてはネガティブに受け取るでしょうね。本業の職務に専念してほしいでしょうから。
さらささんが、ネガティブイメージを跳ね返すだけの説明をすることができれば、もちろん問題にはならないと思います。たとえば、非常勤の仕事の継続が高専の本業に非常にプラスであることを合理的に説明できれば。

こんなところですが、いかがでしょうか。

こんなところですが、いかがでしょうか。

一般科目文系の教員公募

いつも興味深く拝読させていただいております。

この度、とある地方高専で一般科目文系の公募があり、こちらを受けることを考えております。

私は博士課程後期在学中で教育歴がないのですが、このような場合、研究業績がどの程度あれば採用検討人員の俎上に載ることができるのでしょうか。

面接とも関係がなく、また突然の質問で恐縮ではありますが、ご存知であればお答えをお願い申し上げます。

Re: 一般科目文系の教員公募

ふぐた さんへ

コメントありがとうございます。
具体的な採用について、どのように進められているのかどうかは分かりかねます(私は人事委員会の委員になったことがありません)ので、一般論でお答えいたします。

>私は博士課程後期在学中で教育歴がないのですが、
助教採用の人は殆ど博士過程在学中だと思いますので、教育歴がなくとも問題はないと思います。
ただ、大学でのTAやRAとしての採用歴などがあれば載せても良いと思います。
また、塾の講師のバイトなど、人に物を教えたことがあれば、それにより感じ取ったことも良いアピールになると思います。

>研究業績がどの程度あれば採用検討人員の俎上に載ることができるのでしょうか。
私は専門科目教員なので、一般科目教員の採用時に必要とされる研究業績は分かりません。
最近の高専の動きとして、研究の高度化があります。しかしながら、それは専門科目教員に対するものです。
今まで私が感じたところでは、一般科目教員に求められる研究業績は、
1.しかるべき年齢に達した時に昇進できるだけの査読付き論文数があるかどうか
2.専攻科の授業を受け持てるだけの業績があるかどうか
ということに尽きるのではないかと思います。

1点目は、高専はある程度年功序列的な組織なので、年齢と職階がマッチしていることが重要視されます。
昇進は教育、研究、地域貢献、校務分掌など色々な評価項目により決まりますが、一番重要なのは研究業績だと思っています。研究業績が足りないと昇進できないのです。
高専というのは、各学科それぞれで各職階に対して定員があり、その定員を確保したいという組織的な思惑があります。なぜならば、担任や試験問題作成、試験監督、学科長、主事などは職階による制限があるからです。

2点目は、専攻科の授業を行うに当たり、教員の審査があります(採用時および5年に1回)。
専攻科でも教養科目があります。その授業は一般科目の先生も受け持ちます。
しかし、この審査は必ずしも査読付き論文は求められず、学会の口頭発表や査読なし論文でも良いという噂(ですみませんが)があります。

以上の2点から、一般科目教員の採用時に人事委員会によって評価される研究業績とは、「高専に就職した後でも継続して研究を行い、査読付き論文をパブリッシュすることができるかどうか」ということだと思います。
ある高専の人文系の公募要項を見ると、「過去5年以内に1編以上の著書・査読付き論文等を有する方。」とあります。その程度あれば、研究業績的には採用検討人員の俎上に上がると言えます。

少し話が変わりますが、一般科目教員は、研究よりも教育が求められる傾向があると思います。一般科目教員は卒研や専攻科特別研究の指導がありませんので。
したがって、応募書類や面接でゴリゴリ研究について話すよりも、教育や人材育成についてパッションを語った方が良いと思います。研究については、如何に自分の業績が業界内で凄くても、賞でももらって権威づけされていない限り、校長以下誰も分かりません。だから、例えば自分の研究をこういう教育に生かしたい、これを応用して地域貢献したい、という話の膨らませ方の方が書類を読む教員の興味を引き付けると思います。採用側の意向を汲み取ることが大事だと思います。

あと、教員としての資質ですね。とはいっても、朗らかで常識的ならばOKですが、それを応募書類や面接で発揮できない人は落とされると思います。「この人ならば一緒に仕事ができる」と思わせられるかどうかですね。
公募要項の応募資格・条件は十分読まれていますか?あの各項目にしたがって評価を行っているものと考えられます。研究業績は各項目のごく一部でしかないこと、総合的に判定されていることがお分かりになると思います。

いかがでしょうか。就職活動・学位取得、頑張ってくださいね。

さっそくのご丁寧なお返事ありがとうございました。

この度いただきましたアドバイスをもとに、応募書類の作成などを頑張りたいと思います。

周囲に意見を聞けるような方がいなかったので、大変に助かりました。ありがとうございました。

No title

学位取得後あまり時間が経っていない30歳くらいまでの人にとっては,
高専という就職先もありだと思って,
高専と大学の両輪で就職活動しています.
数学です.
高専は任期無しが基本に対して, 大学は任期付きが基本ですからね・・・

高専で給料を確保して, 5年位で大学に移るように頑張る
って感じです.
こんな人結構いるんじゃないでしょうか.

No title

アンチモン(管理人)です。コメントありがとうございます。

>高専で給料を確保して, 5年位で大学に移るように頑張る
そのような考え方をされる方は確かにいらっしゃいますし、
実際にそのようにして大学に移られる若手の方も多いです。

しかし、本来高専は大学とは異なる目的の高等教育機関です(学校教育法にある通り)。
大学の教員は深く専門の学芸を教授研究する一方、高専の教員は深く専門の学芸を教授するものとされています。
高専にも研究寄りの先生や教育寄りの先生など個人個人は幅広いものの、
学校としては大学ほど研究が求められず、むしろ、学生の職業に必要な能力を育成するための研究が求められていると考えられます。

一般科目教員は特に、卒業研究をする5年生よりも、1~4年生の授業などの担当が主ですから、
数年経ったら大学へ、というモチベーションが着任当初からおありの方はよりそのモチベーションが向上するだろうと思われます(高校生世代へ指導をすることに情熱を向けられるようでないと厳しい環境という意味です)。

ただし、高専としては、高専教育を行ってくれそうな人を採用したいと思っています。
だから、採用側にとって、研究への志向が強すぎる志望者はすぐ転出されそうだから、採用は躊躇うのではないかと思います。

大学は研究能力が第一に問われるために任期ありで競争させ、
高専では教育能力に主眼が置かれるため、任期なしなのだと解釈しています。
(教員免許のない博士・修士が人材的に育成されるためには時間がかかるため)

博士号取得の後に一時的な腰掛けとして高専に就職するメリットは、教歴に尽きると思います。
ポスドク5年やっても教歴はつきません。
そのため、ポスドクを10年レベルでやっても任期なし准教授などへの採用は厳しいと聞いています。

とにかく、就活頑張ってくださいね。

ありがとうございました

以前コメントにて質問をさせていただいた者です。

おかげさまをもちまして、採用が内定いたしました。ありがとうございました。
四月より一般科目の助教として赴任します。

ひとまずはお礼とご報告を申し上げます。

ふぐた さんへ

コメントありがとうございました。

内定、おめでとうございます!
4月までまだ3か月ほどありますので、余裕をもって準備ができますね。
地方の高専とのことで移住されると思いますが、少しずつ土地に慣れていってください。

拙ブログでは一般科目の方の閲覧が多いようなので、
もしよろしければ、ふぐたさんの書類や面接でのノウハウをお示しいただければと思います。

書類について

ありがとうございます。
管理人様をはじめ、コメント欄の様々なご意見を参考にしまして、良い結果を得ることができました。

私の場合、書類では「審査員はほとんどが専門外」ということを意識しました。たとえば業績概要の部分でも、専門用語はなるべく使わず一般向け概説書のように平易な文章とし、自身の研究成果を一般の方にもスゴイと思ってもらえるよう工夫しました。

また管理人様のアドバイスもあり、研究面よりも、教育に関する抱負をゴリゴリと書きました。寮生活指導や部活も何でもやります!みたいな感じです。

あとは高専のシラバスや教育方針を熟読し、向こうが求める教員像を頭で描いた上で書類を書きました。私の場合、当該高専が地域密着を重視しているようでしたので、自身の研究方法を当該地域で応用するには、どのようにするかを具体的に書きました。

実際に内定通知の連絡を受けた際にも、高専の教育方針やカリキュラムを詳しく調べており、採用されたいという熱意が伝わったとのコメントをいただきました。

つづきます。

先ほどの続きです。

面接では予想質問集を作り、後輩などと練習をしてました。実際にも、なぜこの高専なのか、なぜ大学院に進学したのか、大学教育と高専の違いは何かなど、ある程度予想できるものが多かったように思います。

ただ自身の研究内容と今後の展開を5分間ほど英語で話せとの質問には、急だったこともあって激しく動揺しました。
国内の研究を進めているため、英語を使う機会はほとんど無いのですが、中学生レベルの英語で何とか乗り切りました笑

また文系の研究には付き物ともいえる、自身の研究を実際の社会で役に立てるには?という質問もありました。これについては、今までに行なっていた企業と協力する形での調査の内容などを踏まえながら、その後の展望などを少し誇張気味に話すことで、より興味を持ってもらうこともできました。

以上、私の経験したことを思いつく限り書き連ねてみました。これらが何かのお役に立つことがあれば幸いです。

No title

ふぐた さんへ

書類審査や面接審査の詳細なコメントをいただきありがとうございました。

>書類では「審査員はほとんどが専門外」ということを意識しました。
その方針は良かったと思います。科研費でも、採択のコツで強調されるのは「中学生でも分かる内容」と言われているように、審査側は多読を強いられるので、平易な文章であると読みやすかったに違いありません。

>高専のシラバスや教育方針を熟読し、向こうが求める教員像を頭で描いた上で書類を書きました。
素晴らしいです。高専は各校独自性がかなり高いようで、多様なカリキュラムを敷いています。したがって、応募校のシラバスや教育方針を把握しておき、それを踏まえて書類や面接をこなすと、採用側の気持ちに近づくことができますよね。
応募校の教育方針を熟読して書類を書いている人なんて、相当少ないと思いますよ。応募段階でライバルに先んじていたと思います。

>実際に内定通知の連絡を受けた際にも、高専の教育方針やカリキュラムを詳しく調べており、採用されたいという熱意が伝わったとのコメントをいただきました。
良かったですね。なかなかそういったコメントが引き出されることはないと思いますよ。
高専は、高専OBを採用することが多いんです。高専OBは高専のことをよく知っていると審査側から判断されているのだと思います。
一方で、一般科目教員は、基本的に高専出身者は居ないか、いてもかなり少ないです。
したがって、高専のことをよく知っている、また、さらに知ろうと努力している一般科目応募者というのは、応募側からしたら稀少でしょうね。

>ただ自身の研究内容と今後の展開を5分間ほど英語で話せとの質問
昨今、高専では国際交流が盛んなので、そういった質問がなされたのでしょうね。
(私の時(5年前)にはありませんでした)
審査員の先生方は頷いて聴いてくれたでしょう。中学校レベルでも良いのですよ。いや、中学校レベルだったからこそ、良かったのかも知れませんね(笑)。
おそらく英語の得手不得手よりも、自己アピールへの姿勢や度胸を問うたのだと思います。

それでは、来年からともに高専を盛り上げていきましょう!

四月までしっかり準備をしようと思います。

この度はありがとうございました。

No title

41歳です。

紆余曲折の上、昨年、博士号取りました。
ファーストオーサーの論文も数報出版し、会社務めの時に特許も両手以上出しました。

高専の業績書類で51件の業績を今まで残す事が出来ました。
先生の推薦する、高専の公募に数か所出しました。
一校目は、年齢が問題とのことで書類選考で落とされました。そりゃー、そうでしょ。
しかし、理由などを連絡頂けるなど、親切な対応で、見込みがありそうでした。
暫くすると、二校目から、電話がありました。
暫く縁のなかった分野での模擬授業とプレゼンとなります。よし!

皆様の情報で、どの様なやり取りがあるか?、よそうでき、なんとか準備できそうです。
本当に、ありがとうございます!
残りの人生、何とか、ここでがんばりたい。

名無しの権平さん へ

コメントありがとうございます。

年齢的には准教授または教授採用の狭間ということで、採用側からすると学科の年齢構成のバランス的に難しかったのだと思います。名無しの権平さんは業績が比較的あるようですが、どちらでの採用なのでしょうかね?

機構から、来年度から数年間で、教員数を数名漸減させるよう通知が全国高専に出されており、
どこの高専でも以前とは比較にならない位公募は絞られてきていると思います。
そのような中で書類を通過されたのですから、素晴らしいと思います。
おそらく、前任の教員とのマッチングもあまり問題ないのでしょうから、あとは、
面接で名無しの権平さんの意気込みが面接委員の先生方に伝えられれば大丈夫だと思います。

ぜひ、頑張ってください。
もし思いが叶えられたのでしたら、ぜひこちらで後続の皆さんへアドバイスをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。

高専教員になりたいと考えております。

初めてコメントをさせていただきます。
修士課程修了後、新卒で化学系のエンジニアをしているものです。

アンチモンさんのブログを拝見し、技術士の資格があれば高専の教員公募に応募する資格を得られる事を初めて知り、眠っていた教育と研究への情熱が再燃している次第でございます。

高専の教員を目指すにあたって質問をさせて頂きたいのですが、実績というのはどのような形で、どれくらい必要なのでしょうか?
私が現在勤務している会社での研究は自社内で完結しているものがほぼ全てで、私が開発した商品、実験系というのは今後多く生まれると思いますが、学術論文、特許という形になることは無さそうです。

幸い今の会社は原則定時上がりで出勤も暦通りであるため、社会人博士になって博士号を取ったり論文を書いたりする事は出来るのですが、新卒の身でお金もないので、学費が払いきれるかどうか……

資格と現職での勤務内容で勝負出来るのであればそうしたいのですが、実際の所はどうなのでしょうか。
お忙しい中申し訳ございませんが、ご回答頂きたいです。
私は高専の教員の方との繋がりがなく、ブログを通してのやり取りに頼ってしまうことをご容赦ください。

Re: 高専教員になりたいと考えております。

こどんどん さんへ

コメントありがとうございます。
必要な業績は応募する職階に依存します。こどんどんさんが何歳位かが分かりませんので具体的な数字は分かりかねます。
(新卒と仰っているので、20歳後半くらいでしょうか)
高専で学術的な業績としてカウントされるのは、
・ 査読つき論文(日本語・英語の別問わず)
・ 著書
・ 特許
です。
これらは筆頭著者ならばそれぞれ同じ重みで評価されると思います。

博士号を取得されてないのであれば技術士は必須です。
また、高専教員になるためには、新卒以外では教歴がある程度必要になります。
教歴は、大学や大学院時代のTA経験や教員免許取得も評価の対象となるようです。

現職での勤務内容は、研究分野の説明にはなると思いますが、勝負するところまではいかないのではないかと思います。
勤務年数は評価されると思います。ただし、それは年収(俸給表の号数)という意味です。

専門科目教員は、地方の高専ではなかなか応募者が集まらないと聞きます。
公募情報 http://www.kosen-k.go.jp/joho_kobo.html を閲覧し、
応募要項をご覧になり、とりあえず応募してみてはいかがでしょうか。

一般的に助教ならば査読つき論文2,3報(したがって特許2,3件)だと思います。
年齢が35歳後半では准教授になり、論文は助教の倍以上となりますので、
アクションは早い方が良いと思います。

もし具体的な業績が知りたい、ということでしたら応募してもいいと思っている
公募の連絡先に問い合わせし、訊いてみた方が早く確実だと思います。
応募はあればあるほど良いので、担当者はきっと好意的に・具体的に回答してくれるはずです。

こんなところでいかがでしょうか。

早速のご返信ありがとうございます。

早速のご返信ありがとうございます。

年齢の情報が抜けてしまい申し訳ございません。
今年で26になります。

技術士の資格を取るのに最低5年、博士号の取得に最低3年という事を考えると、
どちらの応募資格を選んでも、公募に応募する頃には30過ぎになりそうです。

実績として求められるのが
査読付き論文、著書、特許という事でしたが、
やはり現在の職場だとその形でのアウトプットは奮わない
と思いますので、社会人博士になろうという決意が固まりつつあります。

そこで、博士課程での専攻に関して相談させて頂きたいです。

私は学士、修士共に生物系の専攻を選択しておりました。
一応工学部でしたが、生物色がかなり強めの専攻でした。
指導教員だった先生からは、学位がほしくなったらいつでもおいで
と言って頂いているので、博士も同じ専攻で取得しようと思っています。
しかし、高専の生物系の教員の少なさや、
生物系なら女性の応募が有利という記事を拝見し、
男性の私としては非常に不安を感じているところです。

今の職場は、学問でいうと化学工学に近いことをやっておりますので、
専攻を無機化学や化学工学に切り替えることも考えておりますが、
実際のところどうなのでしょうか。ご意見を頂きたいです。


教歴に関しましては、2年間TAを務めた経験がありますので、
それがアピールできそうで少し安心しています。


高専の公募一覧のリンクを頂き、ありがとうございます。
未だに高専とのつながりは0の状態なので、
マッチしそうな公募があれば問い合わせるなど、
応募に向けて情報収集をしていきたいと思います。

No title

こどんどんさんへ

返信が遅れました。ごめんなさい。
今まで学術論文的な成果がなく、今26歳なのでしたら、
関連分野への専攻切替もアリなのではないかと思います。
今のお仕事と分野的に違うのであれば、こどんどんさんを支える大きな柱になると思います。両方できるという人材は、採用側としては“おいしい”でしょうから。

2年間のTAは良いアピールになると思います。
そのときに学生に指導してもった印象、改善点などを面接の場で言えると尚良いと思います。

>未だに高専とのつながりは0の状態なので、
別に無くても良いと思います。
私も、大学院の頃の指導教員が偶然高専OBだったというだけで、自分とは何の繋がりもありませんでした。
もしつながりが必要なのでしたら、県内の近隣高専の学祭に行って学生・教職員の様子を見てみたりして、そこから高専を感じてみるというのも良いかも知れませんね。
プロフィール

アンチモン

Author:アンチモン
6年目高専教員です。博士(工学)。
高専教員になりたい人は、コメントいただければ必ずレスいたします。



Welcome! Please take a little break.

I am sorry this blog is written by Japanese totally.

But, If I can get some comments in English, I am willing to response.



とりあえず一服して、ちょっとずつでも前へ進んでいこう。





訪問ありがとうございます!
(2011/05/29 newly established)


Contact to me: k.on.come.with.me<@>gmail.com

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